「なぜあのとき、あんなに怒ってしまったのか?」
「どうしてあの人を見るとドキドキするのか?」
私たちの感情の奥深くで、ひそかに指揮をとっている 「扁桃体(へんとうたい)」 という脳の部位をご存じでしょうか?
扁桃体は 「感情の司令塔」 とも呼ばれ、恐怖・怒り・喜び・不安など、あらゆる感情のスイッチを握っています。
さらに、記憶や人間関係、決断にも影響を与え、時には私たちの人生を大きく左右することもあります。
今回は、そんな扁桃体の 秘密 に迫ってみます。
扁桃体とは?──感情の心臓部
扁桃体は、脳の奥深く、大脳辺縁系 に位置する小さなアーモンド状の神経核です。
実はこの名前、ラテン語で 「アーモンド(amygdala)」 を意味しています。
サイズはたった 1cmほど ですが、感情の処理・記憶・危険察知など、驚くほど多くの役割を担っています。
扁桃体が関わる主な働き
✅ 感情の処理 → 怒り、恐怖、喜び、不安を生み出す
✅ 記憶の強化 → 「怖い」「楽しい」と感じた出来事を深く刻む
✅ 危険の察知 → 本能的に「ヤバい!」と判断する
✅ 社会的判断 → 相手が敵か味方かを見極める
例えば、突然 「ワッ!」 と驚かされたとき、まず 扁桃体が一瞬で「危険かどうか」を判断 します。
そして「これは怖い!」と感じたら、脳と体に警報を鳴らし、心拍数を上げたり、体を硬直させたりするのです。
この瞬時の反応があるおかげで、私たちは危険を回避し、生き延びることができるのでしょう。
しかし、扁桃体には ちょっと厄介なクセ もあります……。
扁桃体の暴走──不安とストレスの罠
扁桃体は「危険を察知する」役割がありますが、ストレスが多いと暴走しやすくなります。
例えば、仕事のプレッシャーが続くと、扁桃体が 「常に危険が迫っている!」 と勘違いし、ストレス反応を出し続けてしまいます。
その結果…
✅ ちょっとしたことでイライラする
✅ 漠然とした不安に襲われる
✅ 心配しすぎて眠れない
この状態が続くと、やがて 「不安脳」 になり、気分が落ち込みやすくなったり、パニックになりやすくなったりするのです。
特に SNSやニュース を長時間見続けると、ネガティブな情報ばかりが扁桃体を刺激し、ストレスを増幅させることもあります。
では、どうすれば 扁桃体の暴走を防ぐ ことができるのでしょうか?
扁桃体をコントロールする方法
✅ ① 深呼吸でリラックス
扁桃体が興奮すると、心拍数が上がり、呼吸が浅くなります。逆に 深呼吸を意識的に行う ことで、扁桃体を落ち着かせることができます。
✅ ② 笑う!
扁桃体は「笑う」という行為で緊張を解きます。作り笑いでもOK! 面白い動画を見たり、友達と話したりして、意識的に笑ってみましょう。
✅ ③ 自然の中を歩く
自然の景色を見ると、扁桃体の活動が鎮まり、ストレスホルモンが減少することがわかっています。特に 森林浴 は効果抜群です!
✅ ④ 良い思い出を振り返る
扁桃体は 「楽しい記憶」 で落ち着きます。昔の旅行写真を見たり、好きな音楽を聴いたりして、ポジティブな感情を思い出してみましょう。
✅ ⑤ 良い香りを活用する
ラベンダーやオレンジの香りには、扁桃体を鎮める効果があります。アロマを焚いたり、ハーブティーを飲んだりするとリラックスしやすくなります。
扁桃体は「人生の舵」を握っている
扁桃体は、私たちの 感情・記憶・判断 に大きく影響を与えます。
✅ 扁桃体が過剰に働くと、不安やストレスが増える
✅ 適度に刺激すると、ポジティブな記憶が定着する
つまり、扁桃体を 上手にコントロールすることができれば、人生の質がグッと向上する ということです。
「どうせなら、毎日を楽しく過ごしたい!」
今日から 「扁桃体のご機嫌取り」 を始めてみませんか?
次にあなたが 「ワクワクすること」 を見つけたとき、扁桃体はきっと、最高のパートナーになってくれるでしょう。