アナタを司る大脳辺縁系シリーズ I 幽体離脱と帯状回

2025年02月09日 08:03

帯状回と幽体離脱──脳が生み出す「もう一人の自分」

帯状回と幽体離脱──脳が生み出す「もう一人の自分」

ある日、あなたは手術台に横たわり、麻酔が効いた状態で脳の一部を刺激される。すると突然、自分の体がふわっと浮かび上がり、天井近くから手術室を見下ろしていることに気づく──これは映画のワンシーンではなく、実際に科学的に記録された現象です。

この不思議な体験のカギを握るのが 「帯状回(たいじょうかい)」 という脳の一部。感情や記憶に関わるとされるこの領域が、なぜか「幽体離脱」にも関係しているようです。

幽体離脱は脳のバグ? それとも別次元の扉?

幽体離脱とは、自分の意識が体から抜け出し、上空から自分自身を見下ろすような感覚を伴う現象で、死にかけたときや夢の中、瞑想中に経験する人が多いと言われていますが、実は 脳を直接刺激することで、この現象を人工的に引き起こせる ことが分かっています

スイスの神経科学者オラフ・ブランケ博士の研究によれば、帯状回や頭頂葉の一部を電気刺激すると、被験者は「自分が浮かび上がった」と報告する という。これは、脳が自分の身体の位置を誤認識してしまうことが原因と考えられています

しかし、興味深いのはここからで。

帯状回が幽体離脱を引き起こす理由

帯状回は、感情や記憶を司る 大脳辺縁系 の一部であり、「自己意識」と深く関係しています。

特に 「自己と他者を区別する能力」 を持つとされ、ここが異常に活性化すると、「自分がもう一人いる」と錯覚することがある。

これが幽体離脱の正体なのかもしれないと、ある表現者の方の施術をしていて思いました。

また、帯状回は**「痛みの知覚」** にも関与しており、臨死体験をした人が「痛みから解放された」と語るのも、この領域の働きと関連している可能性があり。

つまり、幽体離脱とは「自己意識のズレ」と「痛みの遮断」が合わさった結果かもしれない

幽体離脱と宇宙意識の関係

面白いことに、幽体離脱を経験した人の多くが「自分が宇宙と一体になった」「時間や空間の感覚が消えた」と語る。これも帯状回の働きと一致する。

最近の研究では、瞑想やトランス状態に入ると、帯状回の活動が大きく変化する ことがわかってきています。

これにより、意識が広がり、自己と外界の境界が曖昧になるのではないかと考えられていて。

つまり、幽体離脱とは、単なる脳の錯覚ではなく、私たちの意識が普段はアクセスできない何かに触れた証拠なのかもしれない。

科学で証明されるスピリチュアルな体験

「脳の一部を刺激するだけで幽体離脱が起こる」と聞くと、夢が壊れるかもしれませんが、しかし、逆に考えれば、幽体離脱や意識の拡張は 誰もが体験できる可能性がある ということです

もし帯状回の働きを意図的に調整できる方法が見つかれば、瞑想やトランス状態を通じて、意識の次元を自由に行き来できる日が来るかもしれない。

幽体離脱は幻想なのか、それとも人間の意識が持つ未知の能力なのか? それを解明する鍵は、どうやら私たちの脳の奥深くに隠されているみたいです

もしかすると、あなたが当院の施術を受けたとき、帯状回が「別の世界の扉」をそっと開けてくれるかもしれません

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